花粉の季節になると、目がかゆい、鼻が止まらない、頭が重い。仕事や勉強に集中できず、夜も眠りが浅くなります。薬を飲むだけでなく、そもそも体に入る花粉の量を減らす工夫を重ねると、負担はかなり軽くなるとされています。
この記事でわかること
- 花粉で症状が出る仕組みの大枠
- 外出時に防ぐ順番
- 家に持ち込まないための習慣
- 室内での過ごし方と、注意したいこと
花粉症は、体の防御の仕組みが花粉に強く反応してしまう状態だと説明されています。つまり、反応の元になるものを減らせば、症状の出方も変わります。防ぎ方は一つで完結せず、外、玄関、室内の三段で組み立てるのが基本です。なお症状や薬については、必ず医師や薬剤師に相談してください。
外で防ぐ
顔まわりに花粉を寄せない工夫が中心になります。
- マスクは顔とのすき間が少ないものほど効果が高いとされています
- 目は、顔に近い形の眼鏡やゴーグルで覆う
- 上着は表面がなめらかな素材だと、花粉が落ちやすい
- 髪はまとめる、または帽子をかぶる
花粉が多いと知らせが出ている日や、風の強い日は、洗濯物を外に干さない判断も効きます。
玄関で止める
家の中の花粉は、ほとんどが人と洗濯物が運び込んだものだといわれています。
- 玄関に入る前に、上着と髪を軽く払う
- 上着は居間まで持ち込まず、玄関の近くにかける
- 帰ったらすぐに顔と手を洗い、うがいをする
- できれば早めに入浴し、髪に付いた花粉を落とす
払うときは、はたくより上から下へなでるようにすると舞い上がりにくくなります。
室内を整える
寝ている時間が長いので、寝室を優先します。
- 空気を清浄する機器は、寝室に置くと体感が変わりやすいとされています
- 窓を開けるなら、花粉の少ない時間を選び、短時間にする
- 床のほこりは、掃くより拭くほうが舞い上がりを抑えられます
- 寝具は外に干さず、室内干しか乾燥機を使う
鼻と目のケア
洗い流す方法もありますが、やり方に注意が必要です。
- 鼻を洗うときは、体液に近い濃さの食塩水を使うのが一般的です
- 水道水をそのまま使うのは避けるよう案内されています
- 回数を増やしすぎると粘膜を傷めることがあります
- 目はこすらず、洗い流すか冷やして落ち着かせる
やり方に不安があるときは、医師や薬剤師に確認してから始めてください。
生活面でできること
体の調子が落ちていると、症状を強く感じやすいといわれています。
- 睡眠を削らない。眠りが浅い日は日中がつらくなります
- 飲酒や喫煙は、鼻や目の不快感を強めることがあります
- 食事は偏らせず、魚や野菜も取り入れる
- 記録をつけると、自分がつらくなる条件が見えてきます
どの日がつらかったか、そのとき何をしていたかをメモしておくと、翌年の準備が具体的になります。
よくある質問
Q. 薬はいつから飲み始めるとよいですか
症状が出る前から始める考え方があるとされていますが、体質や薬の種類によって異なります。開始の時期は必ず医師に相談してください。
Q. 市販薬と病院の薬はどちらがよいですか
症状の強さや持病、ほかに飲んでいる薬によって判断が変わります。自分で決めずに、薬剤師や医師に相談するのが安全です。
Q. 毎年つらいのに、検査は必要ですか
何に反応しているかが分かると、対策を絞れます。検査の必要性や方法については、医療機関で確認してください。
まとめ
外で寄せない、玄関で止める、室内で減らす。この三段を組み合わせるほど、体に入る花粉は減っていきます。工夫は自分でできますが、薬と治療の判断は専門家の領域です。つらい年は早めに医療機関へ相談してください。