引っ越したときのクローゼットに、もらい物のハンガーが何種類も混ざっていました。クリーニング店の針金、ホテルの木製、量販店のプラスチック。厚みも肩の角度もばらばらで、それだけで奥行きがでこぼこになっていたのです。
この記事でわかること
- ハンガーがばらつくと詰まって見える理由
- 選ぶときに見る3つのポイント
- 竿が1本でも空間を作る掛け方
- 服を増やしすぎないための仕組み
ばらつきが隙間を生む
ハンガーの厚みが違うと、服と服の間隔が不ぞろいになります。厚いハンガーの隣には余白ができ、薄いハンガーの服は押しつぶされる。この繰り返しで、掛けられる枚数は目減りしていきます。
さらに、肩の形が違うと服の落ち方もそろいません。結果として、同じ枚数でも乱雑に見えてしまいます。減らす前に、まず掛け方の条件をそろえる。これが狭いクローゼットでは効きます。
ハンガーを1種類に決める
我が家では薄型で滑りにくいタイプに入れ替えたところ、同じ竿に掛けられる枚数が目に見えて増えました。選ぶときに見たのは次の3点です。
- 厚みが薄く、そろっていること
- 肩の形がなだらかで、ニットに跡が出にくいこと
- フックの形がそろい、向きを統一できること
厚みがそろうと服が等間隔に並び、見た目も落ち着きます。フックの向きを全部同じにすると、出し入れの手の動きが一定になり、探す時間も短くなりました。
色は白か黒のどちらかに寄せる
見た目の効果も無視できません。
- ハンガーの色を1色に統一すると、視覚的な情報量が減る
- 扉を開けたときの印象が落ち着き、服そのものが見やすくなる
- 買い足すときも迷わない
竿が1本でも空間は作れる
掛ける順番を変えるだけで、使える場所が生まれます。
1. 丈の長いコートやワンピースを片側の端にまとめる
2. シャツやブラウスなど丈の短いものを反対側に寄せる
3. 短い服の下にできた空間に、引き出しケースを差し込む
丈がばらばらに並んでいると、この空間は生まれません。長い順に並べ替えるだけの作業ですが、収納量への効果は大きいものでした。
掛けないほうがよいもの
- 重いニットは、肩が伸びるので畳んで収納する
- 伸縮性の高い素材も、掛けると形が崩れやすい
- 季節外のものは別の場所にまとめ、竿から外す
竿に掛けるものを絞ると、残った服が見やすくなります。
増えすぎを防ぐ仕組み
ハンガーの数を、手持ちの枚数ちょうどしか買わないという方法があります。
- 新しい服を1枚買うと、ハンガーが1本足りなくなる
- そこで「1枚減らすか」と考えるきっかけが生まれる
- 物理的な上限があるので、意志に頼らずに済む
収納用品を買い足して容量を増やすと、その分だけ服も増えていきがちです。あえて上限を固定しておくほうが、長い目では安定します。
入れ替えるときの進め方
一気に全部替えようとすると出費も作業量も大きくなります。
- まずはよく着る服の分だけ買い替える
- 効果を確かめてから、残りを少しずつそろえる
- 外したハンガーは、自治体のルールに従って処分する
よくある質問
Q. ハンガーはいくらくらいで買えますか?
素材や本数によって価格の幅は大きく、店舗や時期でも変わります。実際の価格は購入先で確認してください。
Q. 薄型にすると服が傷みませんか?
薄さより肩の形と素材が影響しやすいとされています。滑り止めが付いていて、肩がなだらかなものを選ぶと安心です。
Q. 木製のほうが服にはよいのでは?
厚みのある木製は型崩れしにくい反面、場所を取ります。狭いクローゼットでは、スーツやジャケットだけ木製にして使い分ける方法もあります。
まとめ
ハンガーをそろえる、色を寄せる、丈の順に並べる。どれも服を減らさずにできる工夫です。最初に多少の出費はありますが、その後ずっと効き続ける投資でもあります。まずは、よく使う竿1本分から試してみてください。