書く練習は続かないと思っていませんか。1日3行から始める英語日記のやり方、続く人と続かない人の差、添削の受け取り方、話す力へのつなげ方まで、無理のない進め方を紹介します。
読む・聞くはなんとかなるが、書く・話すになると手が止まる。日本語で英語を学んできた人によくある偏りです。入ってくる量に対して、出す量が足りていない状態です。
出す練習の中で、いちばん始めやすいのが日記です。相手がいないので気を使わず、話す内容も自分で決められます。時間も数分で済みます。
ただし、長く書こうとすると初日で終わります。この記事では、短く始めて長く続ける形を扱います。
この記事でわかること
- 1日3行から始める書き方の型
- 続く人と続かない人の分かれ目
- 添削をどう受け取れば力になるか
- 書いたものを話す力につなげる一手間
- ネタが尽きたときのテーマの出し方
こんな人に向いています
- 読めるが書けない、という状態が長く続いている
- 英作文を習ったが、自分の言葉で書いた経験が少ない
- 会話の練習相手がいない
- 短時間でできる学習習慣を探している
1日3行から始める
最初から段落を書こうとしないことが重要です。3行という上限を決めると、書き始める心理的な負担がほとんどなくなります。
型を決めておくと、さらに楽になります。
- 1行目は、したこと
- 2行目は、そのときの気持ち
- 3行目は、次にどうするか
難しい構文は避け、知っている語だけで書いてください。正しい簡単な英語を積むほうが、怪しい複雑な英語より力になるとされています。
続く人と続かない人の差
差が出るのは語学力ではなく、仕組みのほうです。
- 書く時刻と場所を固定している
- 上限を決めていて、長く書かない
- 調べる時間を制限している
- 書けない日は1行で終えてよいと決めている
完成度を下げる許可を自分に出しているかどうか。ここが分かれ目になります。
辞書や翻訳で調べる時間は、短く区切るのがコツです。調べ始めると作業時間が伸び、翌日の負担感につながります。
添削をどう受け取るか
直してもらえる環境があれば効果は上がります。語学の学習者同士が互いに直し合う仕組みのサービスが複数あり、無料で使える範囲があるものもあります。提供状況は変わるため、現在の内容は各サービスで確認してください。
受け取り方にはコツがあります。
- すべての指摘を覚えようとしない
- 同じ種類の間違いが繰り返されている部分だけ抜き出す
- 自然な言い換えを提示されたら、その表現を翌日使ってみる
- 細かな語法の違いは、今は気にしなくてよい
直された文をもう一度自分で書き直すところまでやると、定着が進みます。
話す力につなげる一手間
書いた文は、話す材料としてそのまま使えます。自分の生活の話なので、会話で出てくる確率も高いものです。
- 書いた3行を、声に出して2回読む
- 詰まった箇所に印を付け、言い換えを用意する
- 週末に、その週の日記を続けて読んでみる
音読を加えても、かかる時間は1分程度です。書く練習が話す準備に変わります。
ネタが尽きたときのテーマ
- 今日の食事と、味の感想
- 困ったこと、うまくいかなかったこと
- 誰かに言われて残っている言葉
- 来週やろうとしていること
- 住んでいる場所の天気と、それによる行動の変化
書く量を増やす時期の見極め
3行が負担なく続くようになったら、量を増やしてもかまいません。目安は、書き始めるまでに迷わなくなったときです。迷いが残るうちは、量を据え置くほうが安全です。
増やし方は、行数より内容の幅を広げる方向がすすめられます。理由を一文足す、昨日との違いを書く、といった足し方です。
注意しておきたい点
公開される場に書く場合、個人が特定できる内容は避けてください。勤務先の情報や、他人の名前、場所の詳細などは、意図せず広く読まれる可能性があります。
よくある質問
Q. 毎日書けないと意味がないですか
そうではありません。空いた日を取り返そうとして長く書くほうが、続かない原因になります。空けたら、次の日に1行から戻してください。
Q. 文法の間違いが気になって進みません
書く段階では止めず、後でまとめて見直す形に分けてください。間違いを残したまま書き切る経験が、速度を作ります。
Q. 添削してくれる相手がいない場合は
自分で見直すだけでも効果はあります。数日後に読み返すと、自分の間違いに気づきやすくなるとされています。
まとめ
- 3行という上限を決め、したこと・気持ち・次の予定の型で書く
- 続ける鍵は語学力ではなく、時刻の固定と完成度を下げる許可
- 書いた文を音読すると、そのまま話す準備になる