旅先で必要なのは流暢さではなく、場面ごとの決まり文句です。空港、宿、食事、買い物、困ったときの五場面に絞って、そのまま使える短い言い方と通じないときの立て直し方をまとめました。
海外旅行で英語が不安、という相談はとても多いものです。ただ、旅先で実際に使う英語は驚くほど限られています。長い会話より、決まった場面の短いやりとりがほとんどを占めるためです。
だからこそ、文法を一から学び直すより、場面ごとに使う言い方を先に頭へ入れるほうが早く役立ちます。単語をつなげるだけでも伝わりますし、通じなかったときの立て直し方を知っていれば、不安はかなり小さくなります。
この記事でわかること
- 旅先で頻度の高い五つの場面と、そこで使う言い方
- 相手の答えが聞き取れなかったときの対処
- 短く言っても失礼にならないための一言
- 出発前にどこまで準備しておけばよいか
前提として、旅行中の会話は相手も慣れています。文として完璧でなくても、目的語と表情があれば通じることがほとんどです。
こんな人に向いています
- 初めて自分たちだけで海外へ行く人
- 学生時代から英語に触れていない人
- 団体旅行ではなく、個人で移動する予定の人
- 話しかけられると固まってしまう人
空港と移動で使う言い方
最初の関門は入国と乗り継ぎです。聞かれることはほぼ決まっています。
- Sightseeing.(観光です)
- For five days.(五日間です)
- Where is the baggage claim?(荷物の受け取りはどこですか)
- Is this the right platform for the airport?(空港行きのホームはここですか)
- One ticket to the city center, please.(中心部まで一枚ください)
滞在先を聞かれることもあるため、宿の名称と住所を紙に控えておくと安心です。
宿での受け答え
- I have a reservation under my name.(予約しています)
- What time is check-out?(チェックアウトは何時ですか)
- Could I have another towel?(タオルをもう一枚もらえますか)
- The air conditioner is not working.(空調が動きません)
- Can I leave my luggage here until the evening?(夕方まで荷物を預かってもらえますか)
食事の場面
- A table for two, please.(二人です)
- What do you recommend?(おすすめは何ですか)
- I cannot eat nuts.(ナッツが食べられません)
- Could I have the check, please?(お会計をお願いします)
- Can we split the bill?(会計を分けられますか)
食べられないものがある場合は、出発前に単語を調べて紙に書いておくと確実です。口頭だけに頼らないほうが安全でしょう。
買い物と支払い
- Can I try this on?(試着できますか)
- Do you have a larger size?(もっと大きいサイズはありますか)
- Can I pay by card?(カードで払えますか)
- Just looking, thank you.(見ているだけです)
最後の一言は、声をかけられたときに便利です。断る言い方を一つ持っておくと、気持ちが楽になります。
困ったとき
- Could you say that again, please?(もう一度お願いします)
- Could you speak slowly?(ゆっくり話してもらえますか)
- Could you write it down?(書いてもらえますか)
- I am lost. Could you help me?(道に迷いました。助けてもらえますか)
- Excuse me, where is the restroom?(すみません、お手洗いはどこですか)
通じないときの立て直し方
一度で伝わらなくても、慌てる必要はありません。やり方を変えれば届きます。
- 文をあきらめて、単語だけを言い直す
- 数字は聞き間違いが起きやすいので、指で示すか書いてもらう
- 翻訳の機能を使い、画面を見せる
- 地図や写真を指さす
どの方法も、恥ずかしいことではありません。伝わることのほうが大切です。
よくある質問
Q. 発音が悪くて通じるか心配です
速く話そうとせず、一語ずつ区切って言うほうが伝わります。相手も観光客との会話に慣れていることが多いものです。
Q. Please をつければ丁寧になりますか
語尾に添えるだけでも印象は変わります。Could you で始める言い方を覚えておくと、さらに柔らかくなります。
Q. 出発前にどこまで準備すればよいですか
上に挙げたような短い言い方を、声に出して数回練習しておくだけでも違います。宿の住所、予約の控え、連絡先を紙に印刷しておくと、端末の電池が切れても困りません。
まとめ
- 旅先の英語は、場面ごとの短い決まり文句でほぼ足りる
- 通じないときは、単語、筆談、指さしに切り替える
- 宿の住所や食べられないものは、紙に控えておくと確実